尿漏れは「一時的な防止」と「根本的な防止」で計画的に対策しよう！
尿漏れは恥ずかしく感じるだけでなく、生活にも大きく影響を与えてしまいます。
仕事では会議、趣味なら映画やアウトドアなど、長い時間のかかるイベントでは常に尿漏れの不安が生まれ、集中できなくなってしまうのです。
そんな尿漏れを防止するには、2通りの方法があります。
まず、一時的な防止策。
治療には時間がかかることも多いので、とにかく即座にできる方法で、尿漏れによって生活に影響が出る不安を防止しましょう。
そして、根本的な防止策です。
一時的な防止策をしている間に尿漏れの症状自体を改善し、これから発症しないように防止していきます。
この2通りの対処法を知っておくだけで、計画的に尿漏れを防止していくことができるのです。
1.今日からできる！尿漏れを一時的に防止する方法
2.骨盤底筋の体操で、尿漏れを根本的に防止しましょう
今日からできる！尿漏れを一時的に防止する方法
尿漏れの症状が一時的な場合や、根本的に解決するまでの間にできる方法についてご紹介していきます。
尿漏れのせいで生活に支障をきたさないようにするため、早めの対策が肝心です。
女性の生理・妊娠の尿漏れは一時的なもの
まず、女性特有の尿漏れについてのご紹介です。
女性は、生理や妊娠の関係でよく尿漏れが発生します。
これはホルモンの影響が大きく、出産しやすいよう骨盤底筋がゆるくなることが主な原因です。
これは一時的な症状である場合が多いため、対処法も一時的なもので十分防止できます。
生理と尿漏れは密接に関連しており、生理前はどうしても尿漏れが増えるので、尿漏れシートを正しく使って適切な対処をしましょう。
関連記事：「生理の時は尿漏れが増えるので尿漏れシートやナプキンを上手に使いましょう」
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特に妊娠中は、子宮に膀胱が圧迫されてさらに尿漏れが起こりやすくなります。
そこで、一時的な対策として「ベルトで骨盤を締める」という方法が効果的です。
関連記事：「妊娠中の尿漏れは体操やベルトで骨盤を締めることで改善されやすくなります」
これで安心、今すぐ尿漏れを防止するアイテム
次に、すぐに使える尿漏れ防止アイテムをご紹介します。
まずは、「尿漏れパッド」です。
下着につけるタイプが多く、一見しても尿漏れ対策をしているようには見えません。
そのため、尿漏れパンツよりも抵抗なく使用できるアイテムです。
バリエーションも豊富で、症状・性別に応じたタイプが選べます。
関連記事：「尿漏れパッドは尿漏れのタイプによって使い分けると便利です！」
尿漏れパッドは主に少量の尿漏れ「腹圧性尿失禁」に対応しています。
腹圧性尿失禁は、特に女性が悩まされることの多い尿漏れです。
関連記事：「くしゃみで尿漏れをする原因は「腹圧性尿失禁」かも？体操と生活習慣で改善！」
一方で、漏れる尿の量が多くなる「切迫性尿失禁」の場合は尿漏れパッドだけでは少し不安が残ります。
関連記事：「無意識な尿漏れを改善予防することはできます」
そこでカバーしてくれる範囲が広く、吸水量も多い「尿漏れパンツ」を使用・併用するのがおすすめです。
これなら、突然起きる尿漏れの不安からほとんど解放されます。
ただ、尿漏れパンツを店頭で購入するのは少し抵抗がありますよね。
それでしたら通販を上手く利用しましょう。
通販なら、気軽に尿漏れ対策アイテムを購入できます。
関連記事：「尿漏れパンツは男性用・女性用共に通販で気軽にお買い求めになれます！」
これらのアイテムは便利ですが、まれに「尿かぶれ」が起きてしまうことがあります。
ですからシートは常に清潔に保つように気を付けましょう。
関連記事：「尿漏れシートは使い方に気を付け尿かぶれが酷いときには病院に行きましょう」
骨盤底筋の体操で、尿漏れを根本的に防止しましょう
ここまでの方法で一時的な対策ができたら、次は根本的な尿漏れ改善を目指しましょう！
まず、男性と女性では尿道周辺の臓器の構造が全く違うので、尿漏れの原因も違うことが多いです。
女性は多くの場合「腹圧性尿失禁」を発症します。
関連記事：「女性の尿漏れの原因は大きく2つあり対策がそれぞれ違います」
男性特有のものとしては「前立腺」という臓器の異常で尿漏れが起きることが多いです。
前立腺は男性にだけある臓器で、ほとんどの場合年齢と共に肥大し、尿道を圧迫します。
それによって排尿機能が異常をきたし、尿漏れにつながるのです。
男性は80歳までに9割が前立腺肥大を発症し、それが重篤な病気の原因となる場合もあると言います。
前立腺について詳しく知っておくことは、異常の早期発見につながるのです。
関連記事：「男性特有の前立腺異常による尿漏れは放置しないで専門医に相談」
骨盤底筋のトレーニングで尿漏れを防止する！
尿漏れを根本的に防止する方法として、膀胱の動きをコントロールする「骨盤底筋」を鍛えるという方法があります。
これが最も効果的なのは「腹圧性尿失禁」です。
腹圧性尿失禁は骨盤底筋のゆるみが原因で起きるので、骨盤底筋を鍛えることで簡単に改善に向かう場合も多いと言われます。
骨盤底筋のトレーニング方法はいたってシンプルです。
・仰向けに寝転がり、足を肩幅に開いて膝を立てる
・肛門、尿道周辺にキュッと力を入れ5秒～20秒ほどキープし、その後力を抜く
・40秒～55秒ほど休憩し、また同じように力を入れる
このトレーニングを1日10分ほど行います。
あくまで筋肉を鍛えることが目的なので、3か月程度継続する必要があるとされています。
関連記事：「尿漏れ改善する方法は尿漏れタイプで変わりますが骨盤底筋のトレーニングは効果的です！」
ちなみに、骨盤底筋のトレーニングは腰痛にも効果的とされています。
骨盤底筋を鍛えて、2つの悩みを一気に解決しましょう。
関連記事：「尿漏れと腰痛の対策になる骨盤底筋体操と症状を和らげるための方法について知りましょう」
生活習慣の改善で尿漏れを防止する！
肥満や便秘も尿漏れの原因の一つとされます。
その場合は生活習慣を整えることで防止することができます。
・食生活の改善をする
・適度な運動をする
尿漏れが増え始める40代は、尿漏れ予防を考え始めても良い年齢と言えます。
関連記事：「尿漏れが増え始める40代では、生活習慣の改善や体操で尿漏れ予防しましょう」
投薬治療・手術で尿漏れを防止する！
骨盤底筋のトレーニングや、生活習慣の改善をしても症状が良くならない場合、何らかの病気が原因で尿漏れが起きている可能性もあります。
その場合は迷わず医療機関を受診しましょう。
早期発見と対策で、将来的に改善する確率が跳ね上がります。
ここまで、尿漏れをいかに防止するかについて見てきました。
尿漏れは年齢に関係なく起こるものなので、いつ発症しても大丈夫なよう、しっかり備えておくことが大切です。
何より、尿漏れによって趣味や仕事に集中できず、生活の質が下がることだけは避けたいところです。
実際に発症した際、冷静に対処するためのマニュアルとして、ぜひ参考にしてみてください。
