尿漏れは男性・女性問わずどの年齢の方にも起こることです

尿漏れは比較的年齢が高い方に多い症状と思われがちですが、実はどの年齢の方にも起こることをご存知ですか?
尿漏れは40代くらいから増え始めると言われていますが、尿漏れに悩んでいる方の中には低年齢の方も多いと言われています。
実は10代の頃から尿漏れに悩んでいる…という方も。

特に低年齢の方は尿漏れに悩んでいても、なかなか周りの方に相談しにくく一人で抱え込んでしまっている、という現状があります。
また働き盛りの年齢の方は家事に仕事に忙しく、尿漏れに悩んでいても自分のことにまでなかなか気が回らないということも。

尿漏れはどの年齢の方にもあることなので恥ずかしがらずに相談できれば一番いいのですが、なかなか難しいんですよね。

今回は尿漏れの原因や対策をご紹介しますので、尿漏れに悩んでいる方は是非ご自身にあった対策をしてみてくださいね!

1.低年齢の方の尿漏れは生活習慣やストレスで起こることがあります
2.年齢が40代以上の方の尿漏れは骨盤底筋のゆるみで起こることが多くなります
3.年齢が高くなるほど尿漏れの症状に悩まされることが多くなります
4.どの年齢の方でも体操や生活習慣の見直しで尿漏れ対策ができます

1.低年齢の方の尿漏れは生活習慣やストレスで起こることがあります

どの年齢の方でも尿漏れの原因は主に「腹圧性尿失禁」と「切迫性尿失禁」という二つのタイプに分かれます。
低年齢の方の尿漏れの原因も腹圧性尿失禁か切迫性尿失禁に分かれています。

低年齢で腹圧性尿失禁になる原因

腹圧性尿失禁というのは、お腹に力が入った時に尿漏れしてしまう症状のことを言います。
例えば以下のような場面で尿漏れしたことはありませんか?

・重いものを持ち上げた
・大笑いした
・咳・くしゃみをした

このようにお腹に力が入った瞬間に尿漏れしてしまう方は、腹圧性尿失禁の可能性が高いのです。

この腹圧性尿失禁は骨盤底筋という膀胱を支えている筋肉がゆるんでしまうことが原因で起こります。
骨盤底筋のゆるみは加齢によることが多いのですが、低年齢の方で骨盤底筋がゆるむ原因には出産・肥満・慢性的な便秘などが挙げられます。

また生理前や生理中は女性ホルモンの働きで、低年齢の方でも尿漏れや頻尿に悩まされることもあります。

年齢で切迫性尿失禁になる原因

尿漏れの原因のもう一つが切迫性尿失禁です。
「突然我慢できないほどの尿意を感じてトイレに行ったが間に合わなかった…。」
という方はこの切迫性尿失禁の可能性があります。

この切迫性尿失禁は病気が原因で起こるのですが、低年齢の方の場合はストレスや生活習慣が原因で頻尿になり、トイレに間に合わなかった…ということが多いようです。
また男性の場合は前立腺炎、女性の場合は膀胱炎が原因で頻尿になり尿漏れしてしまうことも多くあります。

2.年齢が40代以上の方の尿漏れは骨盤底筋のゆるみで起こることが多くなります

40代以上の年齢の方の尿漏れの原因も腹圧性尿失禁と切迫性尿失禁に分かれますが、特に40代以降になると腹圧性尿失禁で尿漏れしやすくなります。
やはり年齢が上がっていくにつれ骨盤底筋の筋力も低下していくため、どうしても骨盤底筋がゆるみやすくなってしまいます。

骨盤底筋の筋力が低下してくると、男性の場合「排尿後尿滴下」という症状が起こりやすくなります。
年齢が40歳以上の方で、排尿した直後に少しだけ尿漏れしてしまった…という経験のある方はいらっしゃいませんか?

実は骨盤底筋の筋力が低下すると尿を押し出す力が弱くなり、尿道に尿が残ってしまいます。
その残った尿が後から押し出されることで、少しだけ尿漏れしてしまう男性が多いんです。

女性の場合は年齢が上がるにつれて出産経験のある方も増えますし、低年齢のかたよりも肥満に悩む方が増えてきます。
そのため骨盤底筋がゆるんで腹圧性尿失禁になる方も増えていくのです。

また女性の場合、40~50歳位の年齢になると更年期に差し掛かってきます。
更年期に入り女性ホルモンのバランスが崩れてしまうことで、尿漏れしやすくなっている方もいると言われています。

40代以上で切迫性尿失禁になる原因

年齢が40歳を過ぎると腹圧性尿失禁になる方が増えてきますが、もちろん切迫性尿失禁に悩まされる方もいらっしゃいます。

男性で40歳以上の年齢の方に増えてくるのが「前立腺肥大症」という病気です。
これはその名の通り前立腺が肥大してしまう病気なのですが、肥大した前立腺が尿道を圧迫することで、我慢できないほどの尿意に急に襲われることがあります。
その結果トイレまで間に合わず尿漏れしてしまうことも…。

また年齢が上がるごとに「過活動膀胱」に悩まされる方も増えてきます。
過活動膀胱の方は膀胱が過敏になっているため、そんなに尿が溜まっていないのに膀胱が勝手に収縮し尿を押し出そうとします。
その結果強い尿意を突然感じて尿漏れしてしまうこともあるんです…。

3.年齢が高くなるほど尿漏れの症状に悩まされることが多くなります

尿漏れは年齢が高くなるほど悩まされる方が増えてきます。
特に高齢者の方は排尿機能が徐々に低下していくため、低年齢の方よりも尿漏れしやすくなるんです。

年齢が高い方の場合、腹圧性尿失禁や切迫性尿失禁の他に「機能性尿失禁」が原因で尿漏れに悩む方が増えてきます。

機能性尿失禁というのは、
・歩行など日常生活の動作に支障をきたす運動機能に障害が出ているため、尿意を感じても排尿するまでの動作が間に合わない
・認知機能の衰えによりトイレに間に合わない、トイレが分からない、そもそも排泄行為がわからなくなる
といった理由で起こります。

年齢が高まるにつれ、排尿機能が低下し「出しきれないで尿が漏れる(排出障害)」「我慢できずに漏れる(蓄尿障害)」という症状が増えてきます。
介護状態の方ですと介護している方の負担も増えますので、尿漏れのケアができる商品などを上手に活用したいですね。

4.どの年齢の方でも体操や生活習慣の見直しで尿漏れ対策ができます

どの年齢の方でも行える尿漏れ対策が簡単な体操や生活習慣の見直しです。
病院に行くのが恥ずかしい方やなかなか時間が取れない方は、日常生活の中から尿漏れを改善してみてはいかがでしょうか?

骨盤底筋を鍛える体操

腹圧性尿失禁は骨盤底筋という筋肉のゆるみや衰えが原因になっているので、骨盤底筋を鍛えることで尿漏れしにくくなります。
すぐには効果を感じられないかもしれませんが、気長に続けてみましょう!

1.仰向けになり足を肩幅に開く。そのまま膝を立てる。
2.その状態で肛門~尿道の辺りをキュッと締めるように力を入れて5秒数える。
3.フーっと力を抜く。

1~3を10回行うのを1セットとし、1日3~5セットを目安に行ってみましょう。

尿漏れを改善する健康的な生活習慣

尿漏れの原因にもいろいろありますが、どの年齢の方も知らず知らずのうちに頻尿になるような食生活を送っていたり、ストレスを溜め込んでしまっていることも。

アルコールやコーヒーは利尿作用を高めますので、あまり摂り過ぎないように気をつけましょう。
むくみが原因で体に水分が溜まってしまい、頻尿になっている場合もあります。
適度な運動をしたりマッサージをして、むくみを取るようにしましょう!

特に運動はストレス解消にもおすすめです。
腹圧性尿失禁の原因になる肥満や便秘にも運動は効果的です。
是非無理のない範囲で取り組んでみてはいかがでしょうか?




あまりにも尿漏れが気になってしまう時や外出する時には、尿漏れパンツや尿漏れシートの活用もおすすめです。
男性、女性問わずどんな年齢の方でも使いやすい商品がたくさんあります。

七福の通販サイトでも取り扱っていますので、尿漏れに悩まれている方は是非チェックしてみてはいかがでしょうか?

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尿漏れが余りにも続いて心配な方や、尿漏れが気になって仕方ない方は医療の力を借りるのもおすすめです。
ただの尿漏れだと思っていたら、実は大きな疾患が隠されていた、という可能性もあります。
お医者さんに診断してもらうことで尿漏れの正しい原因や対策を知ることもできますので、尿漏れの悩みを抱えている方は病院に行ってみましょう。

尿漏れはどんな年齢の方にも起こるものです。
自分だけが悩んでいるんじゃないか…と思いがちですが、実際にはそんなことはないんですよ。
毎日を快適に過ごせるように、自分にあった尿漏れ対策を探して長く続けることで、徐々に尿漏れが改善していくこともあります。
日常生活の中でできることから始めてみてくださいね!